前回の記事のように、海外での病気やケガの医療費は高額な費用がかかります。
また、日本は過失(うっかり)に対する賠償意識が比較的低い国ですが、海外では過失に対してきちんと損害賠償を請求するのが普通です。その額も非常に大きな場合が少なくありません。
海外旅行保険金が支払われたケースの一部を紹介します。
保険の必要性は、旅行経験の多い少ないにあまり関係ないことにも気づかれると思います。
前回の記事、各国医療費一覧の相場を思い出しながら見てください。
【病気の例】
Dさんはドイツ旅行中、肺炎にかかり入院。退院後、当初の旅行予定を切り上げ帰国。
被害金額:100万3429円
Eさんはオーストラリア旅行中、虫垂炎になり、入院費用として284万8620円の請求を受けた。クレジットカードの海外旅行保険では50万円の治療費用までしか支払われなかった。
被害金額:234万8620円
【ケガの例】
Fさんはロシアで観光中、バス降車時に転倒、頭部を強打して入院。看護師の付き添いで日本まで搬送される。 被害金額:355万5268円
Gさんはマレーシアのホテルの洗面所で転倒、左足首を骨折。
被害金額:112万8350円
Hさんはハワイで海水浴中、おぼれて意識を失い、現地の病院のICUに収容。約1か月入院後、看護師付き添いのもと、プライベートジェット機にて、日本まで搬送。
被害金額:約4000万円(現地治療費、搬送費用など)
【物の破損、弁償の例】
Iさんはスイスのホテルで、お風呂のお湯を出したまま朝食に行ってしまい、部屋を水浸しにした。
被害金額:52万4163円
Jさんはシンガポールを旅行中、混雑した路上で、リュックの外ポケットに入れたレンタル携帯電話を盗まれた。
被害金額:21万7904円
Kさんは旅行先のフランスのホテルで、カーペットにしみをつけてしまった。
被害金額:11万8530円
「さすがにそんなにかからないでしょ~」と思ったアナタ、日本の安泰医療の感覚で考えていますね。
「日本だったら○○円くらいやん」
それはハッキリ言って海外の医療費をナメてます。
私たちが払う医療費は、保険適用ですし、日本の医療費負担はとても軽いんです。
日本の医療は、“国の福祉”、
海外の医療は、“完全なるビジネス” です。
お金がある人だけが受けられるサービス、それが医療なのです。
最強の海外医療保険付クレジットカードはこちらから。
手術代
救急車の代金を文句つけながら払い終え、次は先生と対面。
救急車に乗ったのに、なぜか病院内を10分歩いて移動して、やっと着いた国際医療部。
…コレが重篤患者だったとしても歩かせるんだろうか…(; ̄Д ̄)
とか考えながら、とりあえず父を診察台のベッドに寝かして先生に状況説明。
そのうち神経科の女医さんが来てくれたので、もう一度説明。
外国人の中国語を真摯に聞いてくれる、丁寧な感じの30代の女医さん。中国の匂いが薄い教養とマナーがしっかりしてるから、きっと外国生活経験者だな…
症状からして脳に問題があるかと思って救急車を呼んだのですが、その後で胃薬と間違って睡眠薬を飲んでいたことが判明、今回の症状が薬の作用によるものなのか、それとも本当にどこか異常があるのか判断してもらわなければなりません。
先生は手足の震えや感覚の有無、目や体の反応などを細かくチェック。
どこも異常はなく、しかも日本出国前にCT,MRI脳検査はして何も異常がなかったところ。
これ以上検査しても異常が見つかる可能性はかなり小さい…
もし心配なら、今CTの予約して月曜日に診てあげるよ、という事だったので、今日は父の様子が落ち着くまで点滴をして、一旦帰宅することになりました。
一体なんだったんだ…と軽く眩暈を覚えながら次はお会計。
【夜間救急費】
・点滴代………170元
・救急代金……204.38元(うち注射液代……4.38元)
・救急代金……280元 (うち心電図検査…80元)
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合計………654.38元(約8,000円)
…ってなんで救急代金が2つ??
「内科の先生の後に、神経科の先生が診察してくれたでしょ。先生ごとに計算するから」
なるほどそういうカラクリか…
…って最初の先生ほとんど見てないじゃんよ(`ε´)!!
と抗議しするも「先生1人に1代金」というのは変わらず。
龍頭クリニックのように、クレジットカードにてキャッシュレス対応してほしいと言ったのに、
「うちは政府の健康保険証提示でしか受付けていない」と来た。
ええーーーっ 日本の健康保険証なんて持ってくる人いるかーー??
クレジットカードを渡しても「対応していない」の一点張り。
龍頭クリニックみたいな個人病院でも日本の保険会社と提携してるのに、
仮にも「日中友好」って名前の病院がNGなんてありえない!!
せっかくいい先生だったのに、あんまり良い印象が残らなかったな。
まぁ一応万が一のため現金持ってきていたのでとりあえずは事なきを得ましたが。
家に帰ってもう一度この病院の保険対応について調べようと誓ったのでした。
結局19時前の出来事から、
救急車呼んで待つこと20分、
病院まで救急車で1時間、
8時半に着いた病院で11時近くまで安静、
タクシーで家に着いたら12時でした。
はぁぁぁ… づがれだぁぁぁぁ…。゜゜(´□`。)°゜。
病院紹介のパンフレット。日本では普通だが、
こんな良い紙で丁寧な資料は国際医療部ならでは。
海外旅行保険申請についてはまた次回。
中国全土どこでも普及しまくりの銀聯カードがあれば現金がなくても支払えたんだ…
国際クレジット(VISA,Master)はほとんど普及してませんからね。
やっぱ中国行きに持つべきものは銀聯カードです。
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今日が最後の龍頭クリニック通院日。
と言っても足は治っているんだけど、近くにある木樨园の布市場に行きたかったから。
病院行けば交通費出るのでタクシーで行けるでしょ?
あ、でも傷口に貼るテープが切れたのでもらいに行くという立派な用事もあるので!(笑)
右手前はトイレ。清潔だし日本の芳香剤の香りがする~♪
病院に着いて一応傷口の経過を見せると、テープはもう必要ないけど、かさぶたがキレイにはがれるようにする軟膏を処方してくれるとのこと。
自転車巻き込み事故で16針縫った傷口は、表面が擦り切れてかさぶただらけなので、嬉しい処方です。
30秒で診察終わったなーと思ってると、「他に何かいる薬はありますか?」
…。
そうだった、海外医療保険適用で来ているので、患者もお金を払う必要はなし、病院側も色々薬処方できると儲けが上がる、という感じで、病院も薬をかなり大盤振る舞いしてくれるのです。
「そういえば家族が中国来て喉が痛いって言ってたんだけど…」
漢方ののど飴4箱、鼻水止めの薬、ノド鼻に効く漢方をどっさり出してくれました。
「冬になると風邪ひきやすくなるし…」
風邪用の抗生物質も出してくれました。
結局海外旅行保険適用で頂いた薬たちはこちら。
た、大漁だぁ~!
帰国した時には病院で抗生物質を大目に処方してもらうのですが、
まず初心に2000円弱、薬代が1000円以上~。
3000円分以上はトクしたことになります。
これで当分日本で病院行かなくて済みそう!
外国暮らしの海外医療保険の実力を改めて心強く感じたのでした。
あとこんなのも「ご自由にお持ち帰りください」ってありました。
何か分かります?本体に病院パンフレットがクルクル巻き付いてあるペンです!
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海外旅行保険、今回本当にお世話になったので、4年ぶりに
現在最強の海外医療保険付きクレジットカードを調べてみることにしました。
詳細は次回!
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「きれいに手当してもらおうかなぁ~」
「交通費もどうせ海外医療保険が適用されるから行っとこうか」
くらいの軽い気持ちで行ってみた病院で、
緊急手術決定。
しかもたまたま外科の先生がいないらしく、「他の病院で手術しますね」って…
結局いつもの騒がしい中国の病院に連れてかれました。
ちょうど後ろ側のアキレス腱あたりなので、手術台にうつぶせになっての手術です。
麻酔をブスッ ブスッと挿してから、皮をめくりあげて消毒…イテテテテッ(´;ω;`)
麻酔が効いてきたらなんの感覚もなくなり、看護婦さんとおしゃべりしてたら
「なんか糸がズズズーッと通る感覚がする…」と思ったらもう半分縫われてましたΣ(゚д゚;)
「17針縫ったよ」と友人に伝えると
「いや16針だったよ」
…ん。
なぜ知ってる…??
「ドア空いてたから何回針挿したか数えてた」
…って手術室開けっ放しかいーーヽ(#`Д´)ノ!!!
なんでわたしの手術大公開中やねんな!
それから破傷風接種もされました。
破傷風とは、傷が深く、空気に触れないほど感染します。
でも出国前に破傷風の予防接種をしても、このような傷をした場合は再度接種しないといけないようです。
結局、大したことないかな~と思ってた傷は、
16針縫合 + 3日に一度の消毒 + 3週間後に抜糸。
なるべくずっと歩かないで安静。
手術代と破傷風の予防接種、2日間の痛み止め薬で350元(4200円)ほど。
なかなかの事態だったのでしたε=ε=(;´Д`)
クレジットカードを使った精算については次回UPします。
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